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マツダ、オートアライアンス(タイランド)の新乗用車工場が完成
-最新鋭の生産技術を導入し、新型「マツダ デミオ」と「フォード フィエスタ」を生産-
マツダ株式会社(以下、マツダ)は、本日、フォード・モーター・カンパニー(以下、フォード)との合弁事業であるオートアライアンス(タイランド)(以下、AAT)の新乗用車工場が完成したことを発表しました。
AATは、本日午後、新乗用車工場の完成にともないタイ・ラヨーン県のイースタン・シーボード工業団地にある新乗用車工場で式典を開催します。この式典には、タイのマハー・チャックリー・シリントーン王女殿下、小町恭士駐タイ・日本国大使、エリック・ジョン駐タイ・アメリカ合衆国大使が参加される予定であり、マツダ、フォードおよびAATの役員も出席します。
新工場の完成によってAATの年間生産能力は27万5千台(CKD含む)に拡大し、今後「マツダ デミオ(海外名Mazda2)」と「フォード フィエスタ」をタイ国内およびアジア大洋州地域に向けて生産していきます。なお、現在AATでは130を超える市場に向けてAAT製のピックアップトラックを輸出しています。
式典を前に、マツダの山木勝治副社長は「新乗用車工場はマツダのグローバル戦略上、非常に重要な生産拠点となります。マツダは、この工場にフレキシブル生産技術を導入するなど、AATの品質、安全、環境対応レベルを飛躍的に向上させました」と述べました。
さらに、「AATは、マツダと合弁パートナーであるフォード、ならびにAATの経営陣や従業員の皆さんとのすばらしい協力関係が保たれ、将来に向けてビジョンを共有している輝かしい成功事例です。この工場が現在、自動車業界が直面している厳しい状態からの回復と今後の成長を推進してくれるものと期待しています」と付け加えました。
新乗用車工場には、最新の生産技術やシステムを導入したプレス工場、車体工場および最終組立工場が建設されました。また、ピックアップトラックと乗用車の生産に対応する新塗装工場には、環境に優しいスリーウェットオン塗装システムを採用しました。この塗装システムは揮発性有機化合物と二酸化炭素の排出量を大幅に削減しながら塗装品質の大幅な改善を実現しています。
AATの菖蒲田清孝社長は「新乗用車工場は、フォード、マツダ、タイ政府、投資委員会、そしてサプライヤーやAATの従業員すべての関係者の皆さまからいただいたご協力の賜物です」と感謝の意を述べました。
菖蒲田社長は加えて、「新乗用車工場の完成により、AATがマツダとフォードのグローバル戦略の中で果たす役割は、さらに重要なものとなります。同時にタイの自動車産業のさらなる発展と、ASEAN地域での自動車生産ハブとしての役割強化に引き続き貢献してまいります」と述べました。 |